娘と本当の相手は幼少期からの同級生。
誕生日は一週間違い。
昔、私が旦那と大喧嘩して、
もういい!お前なんかいらねぇ!自活してやる!と決め、幼稚園→保育園に娘を転園させたその転園先に娘の相手はいた!
幼稚園のママ友さん達からは、急なことでとてつもなく心配されてしまった。小学校入学まであと半年という時期にひどい親だと思われた。
が、結局、その転園先に娘の本当の相手がいたんだよ。すごくないですか?
その時は勿論、私は気付いてませんでした。
でもある日、娘が
「頭を叩かれたの…」
とか何とかゴニョゴニョ言う。
え?なんだろう、お友達トラブルかな?
どこのどいつだ、うちの大事な娘の頭を叩くなんて…!と思いよく聞いてみると、
わずか6歳の女子が、叩かれたことに恍惚としながら話すではないか!好き、って言ったら叩かれた、それも物凄い力でバシーン!!と。
照れながら「先生に言わないで。」要するに何も対処してほしくはないという事なんだ。それは「チクったらやり返されるから言わないで」ではなく、むしろその正反対。
本当の相手同士では、そうしたSMチックな事が起こるけど、まさか6歳でもそれが分かるんだなあ、あれはそういう事だったんだなあ、と今更ながら思う。
喧嘩しても、叩かれても、何があっても、全部正しくなる。
もしや叩いたというその行為って……
「オレも同じ気持ちだよ!!」
ていう幼児並の表現方法だったのかもね。
(本当の相手同士でなかったら、ただのアブナイ思想です…)
だって、現実では2人、物凄く仲が良かったらしいし、心配が吹き飛ぶほど充実した保育園生活を送っていて、お迎えに行くと私にまで多幸感が溢れてくるくらいだった。
その後、彼らは中学校までは同じ学校だったものの、お互い仲良く喋る間柄でもなかったらしい。高校入学で別々となり、相手は男子校へ、娘は旦那の都合で30キロほど離れた私立高校へ。
てか無理矢理、私達の都合に合わせてこちらの高校受けさせたら若干、成績届かなくて落ちて私立へ行った。当初、物凄く落ち込んでこんな学校イヤだ!って言ってたのだけど、チアリーディングに活路を見出して、今では
運命に感謝するように…!!
先月、引退したけれど、まさか娘が甲子園目指してこんなに応援を頑張るとは…家族は野球に興味ないし甲子園と娘が結びつくとは予想打にしなかった。
そしてふと先日。
何となく娘の相手を検索してみた。
一般人だし何も出てこないことはわかっている。のに、出てきたー!!!
なんと「○○甲子園で日本一」をとったそうな。笑 甲子園ていっても、こちらはスポーツではなく技術を競うイベント。
3年ぶりに見る姿が新聞に載っていた。
娘に見せたらびっくりしていた。
そして数枚掲載されていたうちの一枚の姿を目にしながら
「この写真は特に…やっぱり無償に懐かしい。魂が覚えてるような、ずっと昔から知っているような…」
と言ってた。
おおっ……神よ………!!涙
その後、歩きながら
「だけど、結婚とかそういうの関係ないと思うわ。別に2人がそうだからって、必ずしも一緒にいるわけじゃないと思う」。
おおっ……まぁ大体その通りだと思うけども
できれば一緒にいてほしいよ…!!せめて連絡し合う関係でいてほしい…。
面白いことに彼が日本一をとったその技術、
旦那が今、開発してることにとても必要な技術なんだ。旦那が習得したいと思っている分野。高校卒業と同時に同窓会があるといいね〜。実は私の父、その技術は得意分野だし、やっぱり周囲を巻き込んで相手同士というのは切っても切れない関係なんだろうね〜。