Aが霞が関の本当の相手とされているSの夢を見たと言った。
上流のダムが開放されて、俺が中洲に取り残されたところをSが助けに来た夢だった、と。
「あんた、それ本当真面目に言ってる?(厳し目)」
「嘘です…。オチまで考えてあってそれをこれから言おうと思ってた」
「私、その夢が本当なら、結婚取りやめにする、って言おうと思ってたよ(真剣)」
「なに〜〜、なんなの〜そんなに貴女にとって大切なことなの〜〜」
「当たり前でしょ。
私にとってはそれは脅威だよ。」
ほんっとに、Aはすぐ人を笑わせようと冗談がすぎる事が多いので。何が本当で冗談なのか分からない時がある。
「それより、この前、物凄く傷ついたことがあって…今日1日それで涙出そうになりながら仕事してた。でも僕は僕で頑張るんだと思いながら…。」
…そんな傷つくこと言ったっけ私…。
私の方が、謎のダメージで胸のエネルギーの昇華ができなくて…。いや、だからこそAに無意識で傷つけるようなこと言ったのかな…一体なんで傷ついたのか教えてよ、と言っても「これ言ったら終わる、って思ってるから言わない…。」ほんと、何のことなのかさっぱりわからない。
と思ったその時、あーーーーーー!もしかして…と思い当たることが一個だけあった。それはAが「会社のお客様の中で、イケてるなと思う人っている?」と聞いてきた時に「そりゃあ、いるよ」と答えてしまった。
これだ。これしか思い当たらない。ただでさえ、傷つきやすくて涙もろいAですから。私もまた、Aが傷つくと分かっていながら言ってしまったのはなんでだろう。なんか胸が本当にいっぱいいっぱいだったんだよね。悲しみで。
単に本当の相手の時を美化しているだけなのかなー。
今月もう少しでまた本当の相手と話し合いが行われる。話し合いっていっても、息子の受け入れの有無もあって、不確定要素が多すぎて、Aとも別に進んでるわけじゃないので、何も話すことはない。ただ、9月末でここの家賃を払わないそうだから、それまでに私は出るってだけ。娘もここに住むのかどうかまだ不確定。実は娘、勝手にモデル事務所のオーディション受けてきて。2次まで通った後、オンライン面接やって、次また東京行くらしく。もし東京住むなら、息子と入れ替えればいいのかな?とか色んな事を考え。
で、本当の相手、つまり前の人は、LINEやメールで話し合いは受け付けない。対面のみだと言っており、A曰く「顔を見たらヨリを戻せるかもと思ってるんだろうな」と。よくご存知で。確かに対面だとそういう隙が入り込みます。でも今はAが居るからその隙はおそらく無い。